刀はコスプレ撮影時の映え・軽さ・持ち運び易さを重視した仕様
銃・剣・盾・槍・杖など武器系アイテムのベースは、PVC・ウレタン・木材等を使用して、女性にも扱いやすい軽量化と耐久性を確保した仕様で製作します。
飾り模様や装飾品、持ち手、継ぎ手等は、3D-CADソフトを駆使してデザインしたデータをもとに、デジタルカッティングや3Dプリンター造形で再現します。
刀は、模造刀のようにそっくりそのままのデザイン・仕様で再現する事が理想ではありますが、コストと重量が問題で、更に屋外への持ち出しが銃刀法違反となる場合もありますので、お勧めはしておりません。
コスプレ撮影時に必要な要素は「写真映えする」事が第一で、次に「軽い」「持ち運びし易い」という優先順位となりますので、お客様が最も求められる仕様で製作しております。
もちろん、刃の部分を光沢感マシマシで本物風にしたい!等のご要望には、表面の研磨回数を増やして光沢金属風塗装を施して対応します。
ただ、刀が光り過ぎると、顔や衣装に予期せぬ光が反射したり露出の調整が難しかったり、写真が撮りにくい点もありますので、レイヤーさんの中には敬遠される方もおられます。
また、光沢感を増すと作業コストがかかりますので単価も上がってしまいます。
観賞用と撮影用の違いについて、ご理解頂いた上でご要望下さい。
もちろん、反射の効果を狙って演出的な撮影をされるレイヤーさんもおられますので、その場合はぜひご指定下さい。
杖は写真映えを重視しつつバランスを考慮した仕様
ファンタジー作品でキャラクターが使う杖は、日常生活で使用する杖とは当然違います。
身体を支える役目が無い代わりに、振った時にすごい効力を発揮する事などが重視されたデザインとなります。
木が曲がっただけのすごくシンプルな魔法の杖もありますが、それはそれなりの実力者が持つ物で、ほとんどは頭の部分にゴテゴテとした装飾が施されるデザインが常となります。
そのため、絵を忠実に再現すると杖の頭部分が重くなって倒れやすかったり、振った時に先が吹っ飛んでしまったりして、パーツが破損してしまう等の惨事が起こりがちです。
これでは魔法の一つもかかりませんので、ファンタジー系コスプレ用アイテムの杖を作る場合は、写真映えを重視しつつも持った時のバランスが取れるよう、素材を軽くしたりする事に腐心しています。
ボディはPVC・木材等の少し重めの素材を使用し、頭部分はウレタン等の軽い素材を使用する事で重心のバランスを取って、撮影時に振り上げてもひっくり返らないような作りにしています。
また、持ち運びし易さや収納のし易さを考慮して、通常3分割以上になるような仕様で作ります。
武器系アイテムの製作事例はこちらから
https://zokjapan.com/category/cosplay-item/weapon_cosplay-item/